
是をお読みの方は、あの上野駅が東北新幹線のターミナルでなくなったときの ことを思い出していただきたい。ターミナルが普通の駅に転落するとき・・・
上飯田(名古屋市・北区)は、名鉄小牧線の始発点である。他の鉄道の
接続は、ない。このような、都市圏における不便なターミナルは他に、
金沢 北陸鉄道石川線・野町駅、
熊本 熊本電気鉄道藤崎線・藤崎宮前
などがある。上記のどれもが以前は、市内電車によって都心との連絡を保っていた所である。不便かどうかは別として、大阪の南海汐見橋駅、JR旧湊町駅なども、他の鉄道の接続のない私鉄始点であり、かつて名古屋にも、もう一つ、名鉄瀬戸線の堀川駅(現廃)が、鉄道の接続のない駅であった。


この上飯田は小さいながらもターミナルということで、人の流れの滞留が生じ、
周辺に独特な世界を展開していた。いくつかの中小商工企業を有し、また、飲み屋
街などもあった。街に生じた小さな滞留は、この地区の刷新を遅らせ、
時代遅れな雰囲気をかもし出すことにもなった。今や上飯田は、
名古屋の中でも最も時代遅れな
感じのする所である。
名鉄駅前。工事が終わったらなくなってしまった建物。今時の結婚式は、3ヶ月も前から心待ちに出来るものではないと思います。

駅前の薬屋で飼われていた犬。歩道に面して繋がれていた。
現在の名鉄駅前。
ターミナルが喪失される時…それはこの地区の滞留の消滅をも意味する。
事実、老朽化して壊されたり、閉店した店舗も多い。その時、この地区の市民心理は何処へ行くのだろう…
市バスターミナルから大通りへ入るところ。まだ連絡線の工事がたけなわだったころ。左手のキャバレーは、自店の明朗会計を「アメリカ宣言」と自称していた。現在閉店。
駅に面した大通りを渡った先の風景。
平安通駅。建設中の連絡線入り口である。
上飯田地上駅最終日。
青字=1998年2月18日撮影 赤字=2003年2月8日 緑字=2003年3月26日撮影
表紙へ なお、リンクリストに上飯田連絡線の公式ページを載せています。