桜駅から三河へと

 名古屋の交通は、栄や名駅を軸とした乗り継ぎだけがよくて他はなっていないという状態が続いた。10月6日の環状線の開通でそれが良くなるとは言うが、遅きに失した感がある。そういう開発は高度成長の時期にするものであったろう。しかも、特に遠回りの間が否めない名古屋東部−三河の乗り入れも、八事の鶴舞線乗り換えが便利になるだけで、それも開通と同時に乗り継ぎ対象の名城線・鶴舞線ともに列車を減便するというし、鶴舞線・名鉄豊田線は優等列車がないので、実際に便利になるのは名古屋東部−豊田市までの間である。
 名鉄との乗継ができる駅で、マイナーな駅と言うと名城線堀田と桜通線桜本町(名鉄の側は桜)がある。徒歩500m以内に名鉄の駅があるというだけで、実際にこれらの駅を使って乗り継いでいる人などいないであろう。僕は面白半分に桜で乗り継いでみた。桜本町から東海通りを西へ。すると駅の入り口はない。桜駅の入り口は一本入ったところにあった。名鉄桜駅は、名前に似つかわしくないボロい駅で、階段を歩くとへこんだような音がした。次から次へと列車は通過して行き、みじめな駅という印象がぬぐえなかった。僕はこれで知立に向かったが、途中鳴海で急行に乗り換えねば追い越されるので、乗り換えた。結局名古屋駅に出て知立に行ったのと大差ない時間がかかった。名古屋駅からだと知立へは特急に乗れるからだ。特急の恩恵に与らない富士松や一ツ木まではそこそここのルート役に立つかも?

 さて、知立では駅本屋側のホームに駅そば、三河線ホームに駅ラーメンがあるなど、便利というのか利用客の多さを感じる。このラーメン、「知立庵」というのだが、チャーシュー麺がたった500円である。鶏がらスープだそうだが結構いけた。

 知立からは三河線が碧南へと延びているが、名古屋からの急行もここから各停となる。昔は急行や特急を走らせていたようでもあり、待避線の跡などがあるが、今や碧南行きの路線単線である。列車で名古屋から来ると時間がかかってしまう。新安城から西尾に行く路線には特急の設定さえあるのに、これはどういう待遇の差であろうか。もう少し考えてほしいものだ。

 ちなみにこの日、桶狭間古戦場跡へ行って来ましたが、中京競馬場で降り、歩道橋を渡った際に頭ぎりぎりのところに電線が走っていました。むちゃくちゃ怖かったですよ。

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